EXPEDITION
海外遡行
ニュージーランドの沢

ニュージーランド南島の山岳地形は氷河起源のU字谷、アルパイン断層の造山運動による地形の「皺」、侵食輪廻の幼年期特有の極端な峡谷など、日本を凌駕するスケール感を持つ。北島は活発な火山帯を持つが、南島と比較し地形は穏やかで、わざわざ沢登りしに行くならまずは南島が向いていると思われる。キャニオニングこそ盛んだが、沢登りの文化は無い。のが勿体ないくらい良い沢がある。
| エイベル・タスマン国立公園周辺 | ||
|---|---|---|
| Harwood’s Hole~Starlight Cave下降 | 2025/12/27★★★★ 悠久の時が造る地底の渓谷。完全に異世界。石灰台地が磨いた恐ろしく澄んだ青い水と輝く二次生成物の中を進むケイブキャニオニング。 | |
| サザンアルプス アーサーズ・パス周辺 | ||
| Cave Stream 散策 | 2025/12/25★★★ 川がそのまま洞窟に吸い込まれている不思議な場所。ハーネス不要、ギア不要で遊べるため足慣らしに最適。 | |
| パパロア山脈周辺 | ||
| Ford Creek 下部散策 | 2025/12/28★★★ 石炭鉱の近くを穿つ砂岩ゴルジュ。短い区間を往復するだけだが一見の価値ある独特な渓相。 | |
| サザンアルプス ハースト・パス周辺 | ||
| Pyke Creek 本流遡行&右俣遡行 | 2025/12/29-30★★★★★ 360度ウソみたいな絶景が続くウソみたいな沢。「開放的なスラブ渓」で、これを超越してくる沢に今後出会えるだろうか? | |
| Cross Creek 遡行 | 2025/12/31★★★★ キャニオニングの楽園であるNZにおいて、しっかり沢登りで勝負になる沢。渓相も素晴らしい。 | |
| Lower Fish River 散策 | 2026/1/3★★ 現地キャニ屋に親しまれている渓谷。青く澄んだ水が轟々と流れ、下部だけなら手軽にNZらしい大渓谷を味わえる。 | |
| Robinson Creek 下降 | 2026/1/3★★ 現地キャニ屋に親しまれている渓谷。空を覆うゴルジュがハイライト。支点はよく整備されている。 | |
| Imp Grotto 下降 | 2026/1/3★★ 現地キャニ屋に親しまれている渓谷。ドーム状の滝が印象的。支点はよく整備されている。 | |
| Zig Zag Creek 北俣遡行、南俣下降 | 2026/1/4-5★★★★★+ 神。全人類におすすめ。ブロンズ色の草原に煌めく釜、ナメ、滝が連続するこの上ない美渓だった。沢登りのあらゆる要素が濃縮されている。 | |
| 南島 フィヨルドランド周辺 | ||
| Access Peak East Creek(仮称)遡行 | 2026/1/2★★★★★ Milford Soundの壮大な氷食地形の中を登れる、ほとんど滝とゴルジュだけで構成された圧巻の渓谷。 | |
フィリピンの沢

フィリピンでの沢登りは、豊かな自然と熱帯のジャングル感を味わいながらの遡行ができ、島によって渓相も治安も個性がある。同国に沢登り文化は無いが、山岳民族が日常的に山奥に入ってる。パナイ島に関しては現地の方は友好的で、入山には役所でのパーミッション取得が必要だが申請はスムーズだった。
| パナイ島 | ||
|---|---|---|
| Tibiao River左俣遡行、Bantang River右俣下降 | 2025/4/14-18★★★★★ 開放的な渓相、現地らしい生き物、怒涛の連瀑、超巨岩にクソデカ大滝、山岳民族&現地山ヤとの遭遇など盛り沢山で重厚感溢れる沢旅。 | |
台湾の沢

海外遡行と聞いて最もイメージされやすいのは台湾の渓谷かもしれない。海外遡行同人の活動をはじめ昔から日本人による遡下降が行われており、現地における沢登り文化は茂木氏により文化移入され今に至る。現地では遡行を「上遡」、下降(キャニオニング)を「溪降」、沢登りもキャニオニングもまとめて「溯溪」として親しまれている。
| 中央山脈 台東周辺 | ||
|---|---|---|
| 龍泉溪右股左溪~右溪 | 2024/12/29-31★★★ 2泊3日の比較的短い行程で中央山脈らしい渓相を味わえる。快適に直登できる滝は少ないが、巻きは大変ではない。 | |
| 桑樹溪下部 | 2025/1/4★★ 現地沢ヤに親しまれているルート。短くて綺麗でお手頃。 | |
| 海岸山脈 | ||
| 界橋溪右股 上遡 | 2025/1/1★★★ 魔窟。台湾版頚城海谷。非常にダークネスで極悪な渓相を楽しめるが、マジで悪い。 | |
| 湧水溪右股~左股 | 2025/1/3★★★ 界橋溪より幾分フレンドリーな魔窟。角礫凝灰岩アスレチック。 | |
ベトナムの沢

ベトナム沢登りは、記録の詳細は確認できていないが前例はある模様。沢登り文化は無いが、現地の方が生活のため日常的に山奥に入っている。ベトナム北部の地質に関しては花崗岩が目立ち、そのまま渓相に反映されている。
| ホアン・リエン山脈(Hoàng Liên Sơn) | ||
|---|---|---|
| Nam Bôn川遡行~Phan Xi Păng山 | 2024/12/4-6★★★ 沢通しでインドシナ半島最高峰のファンシーパン山に詰め上がるロマンある沢。 | |
| タムダオ山脈 | ||
| Vĩnh Ninh沢遡行~Cà沢下降 | 2024/12/1-2★★ 花崗岩の1枚岩でできた滝やナメが発達し悪くない渓相。ハノイ近郊で手軽な遡下降ができる。 | |